明日を目指す。
私の父家族は、
ダム開発により故郷を奪われ、
強制移転させられました。
不完全な民主主義国家であった日本で、
祖父は村としのコミニティーの維持、
集団移転の為に私財を投げ売り、
国と数十年に渡り裁判で争いました。
父は経済面で、祖父を支えてはいましたが、
転々とする父の仕事と貧しい暮らしに、
闘争開始後に生まれた私ではありますが、
父たちの故郷への想いも理解で出来ずに
なぜに人並みの生活ができないのか?
恨んだりもしました。
国の仕打ち、
人々の利害は自己主義者そして離反者を生み、
裁判は敗れ
人知れず村は完全に崩壊に至りました。
場所は変わっても、
人々が故郷を築き上げる事は出来ると思います。
祖父や父、そして、今でも故郷を思い活動を続ける叔父達の
思いは叶わなかったとしても、
今回の被災により不運に見舞われた方々が愛郷心を損なわれることなく、
安住の地を手にする事を心から願っております。
そして、私も我が故郷、福島が一歩でも前に進む為の一助となりたいと思っています。